介護福祉士国家試験に
合格した技能実習生のイルミさん
今回の事例はご相談とは異なりますが、2024年1月の介護福祉士国家試験に合格したイルミさんにインタビューをしてきました。イメージの通り、母国以外の国家試験を受験して合格するのは本当に難しいものです。その中でもイルミさんは技能実習生として実務経験を積みながら介護の勉強と日本語の勉強を積み重ねての合格となりました。来日から現在までの時系列や国家試験の勉強方法についてお聞きしてきました。
ありがとうございます。
イルミさんが日本に来たのはいつですか?
2020年11月です。
介護の技能実習生で日本にきました。
その時の日本語能力はどのぐらいでしたか?
N3です。
その後、日本語能力試験に挑戦しましたか?
はい。
2021年12月にN2に挑戦し合格しました。
N2は日常会話はもちろん、仕事での会話やマニュアルを読んで理解することができ、
ビジネスシーンにおいて不測なくやり取りできるレベルです。
どうしてN2に挑戦しようと思いましたか?
私の夢は介護福祉士になることでした。
そのためにはN2が必要だと思ったので仕事をしながら勉強するのは大変でしたが頑張りました。
それでは今回夢をかなえたわけですね。
本当に素晴らしいです。
介護福祉士の試験勉強はいつから始めましたか?
2023年5月から11月の間で実務者研修を受けました。
研修は日本人と一緒に受けるので日本語がとても難しかったです。しかし、たくさんの人が応援してくれましたし費用も安くなかったのであきらめることなく最後まで講習をやりきりました。
その後、携帯電話のアプリを中心に国家試験の勉強しました。
勉強する中で一番大変だったのはなんですか?
なんといっても日本語です。
私は日本にきたときからN3をもっていましたからN2に早く合格できました。これがN4からのスタートだったら合格できなかったと思います。
技能実習生が介護福祉士になるためには3年の実務経験と実務者研修が必要です。
実務者研修の費用はハローワークの助成金の対象で申請すれば約30%~50%ほど戻ってきます。
これからイルミさんの在留資格は「介護」に変わりますね。
どれくらい日本ではたらきたいですか?
せっかく介護の在留資格を取ったのでできるだけ長く日本で働きたいです。
介護福祉士になると在留資格が「介護」に変わり、
雇用契約が続く限り日本で働くことができます。
本当におめでとうございました。
これからも頑張ってください。
イルミさん、
合格おめでとうございます。