-
CASE08在留資格技能実習/特定技能
2020年11月に介護の技能実習生として日本に。
その後、介護福祉士国家試験に合格しました。 -
CASE11求人募集技能実習/特定技能
大手企業との取引拡大に伴って雇用も拡大したい。
外国人雇用をどのように進めればいいのか -
CASE19技能実習/特定技能労務問題
技能実習生も日本人の被雇用者と同様の評価制度で運用してよいか?
-
CASE01在留資格求人募集技能実習/特定技能
現場で高齢化が進み、求人が思うようにいかない。
そのため、日本人に拘らず外国人材を採用したい。 -
CASE17技能実習/特定技能
初めて技能実習生を受け入れるのですが、日常生活で気をつけるところはありますか?
-
CASE13求人募集技能実習/特定技能
知り合いの会社から「今の内」と言われ、できるだけ安い労働力として外国人技能実習制度を利用したい。
CASE
特定技能外国人から
転職したいと言われたI社さま
自動車整備業を営むとあるI社さまは特定技能外国人を雇用していました。
雇用して2年が経過した頃、特定技能外国人がI社に転職を希望してきました。
I社ご担当者様
天満
なるほど、残念なお申し出ですね。
I社ご担当者様
ええ。
特定技能って転職してもいいんでしたっけ?
天満
原則転職は自由ということになっておりますが、実務的には手間がかかります。
いくつか条件というか、手続きがありましてそれを満たせば転職は可能です。
I社ご担当者様
その条件ってどんなことですか?
天満
まず、転職先が同一職種であること。
もし他の職種に転職する場合はその職種の特定技能試験に合格している事。が条件になります。
I社ご担当者様
なるほど。
天満
その条件を満たしたうえで、
在留資格変更許可申請をする必要があるんですね。
I社ご担当者様
なるほどなるほど。
そういうことですか。
天満
今回の転職先はI社様と同業者ですか?
I社ご担当者様
同業ですね。
天満
なるほどそうなんですね。
差し出でがましいかもしれませんが、その特定技能外国人には少し詳しく確認しておいた方がいいかもしれません。
I社ご担当者様
なぜですか?
天満
転職元であるI社さまの手続としては日本人が退職する場合の手続きに加えて特定技能外国人特有の別の手続きが必要です。
I社ご担当者様
はい。
天満
外国人労働者は在留資格変更許可申請をすることになりますがこの申請中はもちろん「転職先で働くことができない」し、「アルバイトをすることもできない」のです。
I社ご担当者様
なるほど。
変更中は何もできないわけですね。
天満
そうです。
ですのでもし転職先企業の素性がわからず、曖昧に伝え聞いていたものを信用して進めていくと転職先企業が受け入れ要件を満たしていなかった場合など、その外国人労働者の雇用先が無くなってしまうわけです。
I社ご担当者様
そういうことですね。
職に就けない状況になると気の毒ですね。
天満
ええ。
そういったボタンの掛け違えで路頭に迷ってしまうと、犯罪に手を染めてしまうことにもつながりかねないので転職元としても気を使ってあげないといけないことかと思いますね。
I社ご担当者様
なるほどわかりました。
確かにその点は日本人の労働者と同じ感覚ではいけないですね。
天満
おっしゃる通りです。
転職自体は珍しいことではないですが、日本人を送り出すよりも少し気を使ってあげる必要がありますね。
I社ご担当者様
わかりました。
天満
ちなみに転職理由はなんだったんですか?
I社ご担当者様
聞いた感じだと、うちより給料が高いっていうのと母国語でコミュニケーションがとれる仲間がいたみたいですね。
天満
なるほど。
確かに母国語でコミュニケーションがとれる環境の方が安心感もありますし。
I社ご担当者様
実際、どうしたらいいんですかね?
どうやったら定着してくれるんだろう?
天満
受け入れる労働者の日本語能力はかなり重要だと思いますよ。
職場でのコミュニケーションがとれることは疎外感を感じないためにも大切です。
I社ご担当者様
なるほど。
詳しく聞いていいですか?
天満
もちろんです。
この後、I社さまには天満から特定技能外国人が
退職する場合の特有な手続きについて詳しくご説明いたしました。
数か月後
I社さまは特定技能外国人に詳しく転職先のことについてヒアリングし、
I社さまと外国人労働者、転職先企業の三者で協力して手続きを決め
極力働けない期間が少なくなるように転職手続きを済ませました。
さらに日本語能力に長けた外国人労働者の雇用についても
当センターとともに着々と進めておられます。
雇用している外国人の子がね、
転職したいと言ってきたんですよ。