CASE

インドネシアからの技能実習生を3名受け入れた企業様より
「評価制度」についてご相談いただきました。

ご相談内容
業種:製造業

技能実習生も日本人の被雇用者と同様の評価制度で運用してよいか?

当センターへ技能実習制度のご相談にお越しいただき、インドネシアからの技能実習生を3名受け入れた企業様より「評価制度」についてご相談いただきました。覚えの良い実習生とそうでない実習生で差をつけたいということでした。

R社ご担当者様

先日はありがとうございました。無事、受け入れた実習生たちも現場で頑張っていただいている状態です。

天満

そうですか。それは何よりですね。

R社ご担当者様

相談なのですが、技能実習生の評価制度ってどのようにしたらいいかなと。

天満

どのように、とおっしゃいますと?

R社ご担当者様

ええ。
仕事の覚えが早い子と遅い子で差が出てきていまして…。

天満

なるほど。

R社ご担当者様

正規雇用の従業員は半期に一度、目標管理シートを使って評価面談を行っています。
実習生たちにも、同じような運用ができないかなと思っています。

天満

なるほど。
確認ですが、その評価の目的は「覚えのいい実習生」に対して『技能実習計画』で決められた額にプラスアルファで支払うものということですよね?

R社ご担当者様

もちろんです。
覚えの良くない実習生への支払いを下げようなんていう話ではありません

天満

ありがとうございます。実習生の成長を真剣に考えていらっしゃるのですね。
結論を申し上げますと、日本人と同じように評価をするという点につきましては問題ございません

ただ、念のため確認させていただいたようにその評価の中に「実習生だから」「外国人だから」といった不当な評価をすることは認められません。また、最低賃金を下回るようなことや非人道的な評価ももちろん認められません。

R社ご担当者様

いえいえ、もちろんですよ、当社としてもそんなつもりはございません。
今回は頑張ってくれている実習生に対してなんらか報いる方法がないか相談させてもらっています。

天満

それはとてもいいご対応だと思います。
また、そういう風に思ってくれる会社に採用されて実習生も幸せなことだと思います。

R社ご担当者様

そうですか。それはよかったです。

天満

余談になりますが私どもたくさん相談を受ける中で実習生の頑張りを正当に評価してくださる企業にいる実習生は実習が終わって特定技能になっても転職などを考えず長く同じ会社で働いています

なので、御社もきっとこのままいい関係を築いていただければと思います。

R社ご担当者様

当社は外国人だから、日本人だからと区別するのではなく同じ会社で働く仲間だと思っています。
お互いに良い未来を描けるよう頑張っていきたいですね。

R社様は評価制度の導入と一緒に実習生ひとりひとりの希望に合わせて
対応できるようなロードマップを作成していくこととなりました。

外国人材の雇用を検討されている企業、
人材にお困りの企業様、何も知識のない状態で構いません。
当センターにご相談ください。

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